モンゴル 1/2
写真撮影年月 2002年8月
日本の4倍の面積を持つモンゴル、人口は僅か240万人、モンゴルというと誰しも見渡す限り壮大な大草原、独特の生活様式をもつ遊牧民を連想するが牧畜業は40%程度.今回大阪国際交流センターが企画したアジアフイールドスタディツアー(協力.モンゴル文化基金、NPO法人MoPI、後援.外務省、モンゴル大使館、大阪市))に参加した.今回ミッションの役目は異文化体験を通じて市民レベルの友好交流を行い身近なボランテア活動により国際協力、国際貢献を図ること.参加者には現地郊外診療施設や遊牧民ゲルを回りボランテアで健康診断を行う医師、看護婦各2名、NGO医療と健康を切り口に相互理解を進めるモンゴルパートナーシップ研究所理事小長谷有紀さんを含む国際交流センターのスタッフ総勢24名.関西空港からウランバートルまで直行便で4時間半日本との時差は何故か無い.
遊牧民と出会った草原、中央県アルガラント村
ゲル生活体験地アルガラント村は首都ウランバートルから西へ80km、太陽が昇ると大草原が黄金色に輝き遠くに山並み、その向こうにも山並みが重なる。人工のものは山の手前に米粒のような白いゲルが二つ並んで見えるのみ、雄大な大自然が我が目を引きつける.しかしこの季節は雨期に当たるが今年は日照り続き遊牧民には厳しい夏となっていた.ツアー参加者は点在する異なるゲルに各2泊3日間ホームステイ、遊牧民生活を共にする.遊牧民は年に5回程度大草原を移動して暮らすが電気、水道、シャワー、トイレ無し、エネルギーを消費しない生活は地球環境に大変優しい生活である、牧民の食事、ミルク茶、馬乳酒、ゴリルタエシュル(肉うどん)少し酸っぱくて堅いアーロール(チーズの一種)ウルム(保存用クリーム)ボーズ(肉まん)などを食べ、又牧民の勧めで乗馬して遠出、馬の乳搾りなど体験した.


    水代わりに飲む馬乳酒の醸造をする青年、彼のゲル(左側)で一泊させてもらったが大らかで親切であった.

ホームステイしたゲル(写真右)から眺めた風景、360°人工的なものは遠くに見える二つのゲル以外目に入らない.


この二つのゲルの家族は祖父母、息子18才、孫5才の4人家族が住む.我々日本人は左のゲルに滞在した.(私は1日目と2日目滞在先が変わりここは二日目のゲル)

馬追い作業する牧民(1日目滞在したゲルの牧民人)ここには20才代の兄弟とその友人の独身男性3人が住み羊、牛、馬、山羊合わせて338頭を飼育していた.

広い草原で馬追い中の牧民.

若い牧民3人が住むゲルの前、私たち二人はモンゴル衣装デールを着せられた.この旅の2ヶ月前参加者全員が二日間モンゴル語の特訓を受け簡単な言葉を習得したが彼らとの詳しいコミュニケーションは指さし会話帖で行った、牧民の気質は良い

馬乳搾り作業には子馬が利用される、最初に子馬に母親の母乳を飲ませ、少し時間が経つと子馬を離しくるっと子馬の向きを変える、次に牧民がお乳搾りをするといった要領である、手前は利用された子馬.

2日目泊まったゲル家族.左から祖母ドルゴスレン、孫ハングイ、息子フウフウ、祖父オブグン、この祖母はモンゴルの美味しいボーズやうどんのような食べ物を作ってくれた、祖父は大変愛嬌があるが孫には厳しい躾をしていた.

息子18才は半日かけて水汲み場からポリタンク一杯水を入れ帰ってきた.遊牧民にとって大変貴重な水である.


帯在先の息子と孫、幼いときから馬に慣れ親しんでいる.馬のいない牧民生活は成り立たない..

息子と孫が山へ燃料となる枯れ枝(薪)集めに出発.煮炊きや寒いときの暖房に薪が使用される.全員がよく働く.

山で集めた枯枝の束をロープで括り馬に引かせて帰ってきた孫.


祖父は鉄砲を持って孫と一緒に狩に出かけるところ.獲物はタルバガン(猫くらいの大きさの小動物)や狐など.

ゲルの前で祖父が鉄砲を背中に獲物のタルバガンを片手に写真用のポーズ.



捕獲してきたタルバガンを解体する祖母、ナイフで一滴の血も流さず、又毛皮には傷をつけないよう丁寧に作業をする.羊はこの時期肥えていないので食べない、捕獲したタルバガンや狐などが動物蛋白源となる.

孫が持ち帰った枯れ枝をステイ中の日本女性が斧で薪割りを手伝う.

太い枝は鋸で切断、日本女性がお手伝い.

息子が汲んできた水をポリタンクからアルミ缶へ移しゲルへ運ぶ日本女性.

牧民の健康診断に携わった医師と看護婦たち、左はモンゴルパートナーシップ研究所理事小長谷有紀さん.ボランテア活動も精力的車で各ゲルを回った.

広い天地で天下泰平のびのびご機嫌の2人です、5才のハングイが撮影.

ゲル内の様子、家具類は最小限といったところ.

ツーリストキャンプから日の出を見る、前方に馬の群がいる


ツーリストキャンプの明け方、このキャンプには旅行者用に多くのゲルが設営されている.ゲル内には電灯が灯り別棟建屋には食堂、シャワー、洋式トイレも完備している.